心の中には、まだ痛みも、怒りも、許せない気持ちも残っています。
削除することも、きれいに整理することも、すぐにはできません。
でもね、持ち方を変えることはできるんです。
ただの「重荷」だった記憶が、やがて「私を守ってきた歴史」に変わる日が来る。
そのとき、胸を張って言えるでしょう。
「いろんなことがあったけど、ここまで来られた」って。
しあわせが怖かった時期もありました。
落ちることを恐れて、上を見上げることさえできなかった。
でも気づいたんです。
しあわせは、上にあるわけじゃない。
目の前の小さな一歩の中に、ちゃんとあるんだと。
今日は沈んでいてもいい。
涙が止まらない夜があってもいい。
どんな気持ちの自分も、ちゃんと「生きている」。
だから、無理に笑う必要はないんです。
もし、少しでも心が動いたなら――
一歩だけでいい。深呼吸して、少し前を見てみる。
私の人生は、まだこれから。
希望って、信じるだけじゃなく、一緒に育てていくものだから。
そして明日も、私は私を生きていく。
もしあなたも、過去の記憶や痛みを抱えながら歩いてきた日々があるなら――
どんな気持ちの自分も、そのままで大丈夫。
泣いた夜も、悔しかった瞬間も、迷った時間も、全部あなたの一部です。
今日もこうして、一歩を踏み出しているあなたに、そっと寄り添います。
あなたのその優しさや勇気が、きっと誰かの心をあたためるでしょう。
このシリーズを通して、私たちは少しずつ過去を整理し、
抱えてきた罪悪感や不安と向き合い、母として、親として、ひとりの人間として、
迷いながらも一歩を踏み出してきました。
手放すことは忘れることじゃなく、過去の自分を認めること。
罪悪感は、自分が誰かを大切に思い続けてきた証。
迷いながらも諦めないこと。
希望を育てること。
そのすべてが、私たちの歩んできた道であり、
未来への一歩につながっています。
今日も『さんぽ』にお付き合いいただきありがとうございます🌿

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