気づかないふりをしてきた心の疲れがあります。
忙しさでごまかしたり、笑顔で覆い隠したりしてきたけれど、
ときどき心は乾き、イライラや不安、自己嫌悪のループにとらわれ、
他人に当たったりしてしまうこともあり、そのたび心が刺々しくなるのを感じました。
そんな自分が嫌で、ますます苦しくなる。
「なんでこんなにしんどいんだろう」
答えがわからないまま、毎日をこなすだけの日が続いていました。
でも、ふと立ち止まったときに気づいたんです。
あぁ、これはきっと……心の奥にある、まだ癒えていない記憶の重さを、背負ったままなんだ、と。
言えなかった言葉。
我慢して飲み込んだ涙。
傷ついたのに「平気」と笑った自分。
ひとつひとつは小さな出来事でも、
積み重なると、心は重くなるんですよね。
その重さを抱えたまま、がんばることだけを選んで生きてきたのかもしれません。
でも――
その重さに気づけたということは、少しだけ前に進めたということ。
あの頃の自分を戒めとしてではなく、
やさしさを知るきっかけとして受け止められる日が、きっと来る。
いまの私は、まだ整理の途中です。
焦らず、少しずつ、自分の心と向き合いながら、
そっと置きなおす作業をしていこうと思います。
もしあなたも、過去の出来事や、幼い頃の心の傷に心がとらわれて苦しくなることがあるなら、
無理に忘れなくても大丈夫です。
ちゃんと向き合える日が、きっといつか来ます。
その日まで、どうか自分を責めずにいてくださいね。
あなたが今感じている不安や疲れも、決して間違いじゃない。
一歩ずつでいい。心の重さを少しずつ下ろしていければいいんです。
そして、過去の自分を少しだけ認めること。
その感覚が、心を整理する第一歩になるのかもしれません。
次回は、ずっと心の奥に置き去りにしてきた
触れるのがこわかった記憶と少し向き合ってみようと思います。
「手放すってなんだろう」
その答えを探す道の途中でーー
今日も『さんぽ』にお付き合いいただきありがとうございます🌿

コメント