毛布とミルクティー、秋のはじまり

秋の朝、朝日が差し込む台所に並ぶ2つのミルクティー。親子の穏やかな朝の時間を感じる一枚

朝の空気がひんやりして、
目を覚ますと、ちょっと肩をすくめてしまう。

そろそろ夏も終わりなのかな。
薄手の毛布を押し入れからそっと出す。
でも夏掛けもまだ置いておきたくて、
二枚の布団が並ぶ姿に
季節の境目を感じながら、なんだか愛おしくなる。

台所に立つと、自然に手が伸びたのは
冷たい麦茶ではなく、あたたかいミルクティー。

▶ あたたかい飲み物の時間には、サーモスのステンレスポットがそっと寄り添ってくれます。

湯気の立つカップを差し出すと
息子と「秋だねぇ」と声をそろえて微笑んだ。

甘くてあたたかい香りが
朝のひんやりをふんわり包んでくれる。

そういえば、鈴虫の声やとんぼの姿も
ずっと前から秋を知らせてくれていた。

虫たちは、秋が来るのを知っていたんだろうね。
誰に教えてもらったわけでもなく
そっと季節を運んでくれたんだね。

そんなことを思いながら、
息子と笑いながら飲んだミルクティーの時間も
きっと「秋を迎える記憶」として心の奥にしまわれていくのだろう。


今日も『さんぽ』にお付き合いいただきありがとうございます🌿

あなたの朝にも、ふとした瞬間に秋を感じる出来事はありますか?
毛布のぬくもりや、あたたかい飲み物の香りに包まれながら
小さな季節の知らせを、そっと心にしまう時間が訪れますように。

▶ 夜の散歩で感じた小さな幸せを、夫婦で歩いた夜道のひとときに綴っています。

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